今回は、コーマシャルドライバーライセンスの修得の仕方について紹介したいと思います。

アメリカでは、商業用運転免許(コマーシャルライセンス)と通常の免許書があります。運転免許には、A級、B級、C級のクラスがあります。

ライセンスの詳細はこちらです。

Aクラス
すべての州には、商用運転許可に関する独自の規制があります。ただし、ほとんどの州では、「牽引車両または10,000ポンドを超える車両の場合、26,001ポンドを超える車両の任意の組み合わせ」を運転するにはクラスAライセンスが必要です。クラスA CDLを使用すると、州の境界を越えてトラクタートレーラーリグを運転できます。
B クラス
クラスBのCDLにより、免許保有者は「免許が発行された状態でのみ運転する場合、重量が26,001ポンドを超え、10,000ポンドを超えない単一の車両」を操作することができます。通常、クラスB CDLを使用すると、州内のダンプトラック、バス、および配送トラックを運転できます。
C クラス
Cクラスは、10,000ポンドを超えない車両を運転出来るライセンスです。
一部の州では、16人を超える乗客を輸送するバスの運転手、および特定の種類の危険物の移動のためにクラスC運転免許証を使用しています。お住まいの地域でさまざまなタイプのCDLがどのように分類されているかについては、最寄りの自動車局(DMV)に確認してください。

クラスAライセンスの取得方法 

トラック、バス、または大型の配送車両を運転する場合は、州に適したCDLを取得する必要があります。また、州によって18歳または21歳以上である必要があります。

申請するライセンスがどちらの場合でも(軍事または以前の雇用での経験がない限り)、資格のあるインストラクターの指導を受けながら経験を積むトレーニングコースに参加する必要があります。その後、筆記試験と道路技能試験に合格し、必要な料金を支払う必要があります。

1学科試験を受けよう

まず、最寄りのDMV(Department of Motor Vehicles)に行きましょう。

因みに、CDL(commercial driver's license )用のDMVと通常のDMVは場所が異なりますので確認しましょう。

因みに、ラスベガスは、CDLは、一つしかありません。

住所はこちら、4110 Donovan Way, North Las Vegas, NV 89030

こちらで、学科試験を受けます。

登録用紙に、必要事項を記入してください。

クラスだけでなく、様々な科目があります。

実は、クラスだけでなく、いくつかの学科もあり、必要に応じて勉強し合格する必要があります。

T:Doubles / Triple trailers

ダブルおよびトリプル(LCV)は、標準の5軸セミのセミトレーラーとは対照的に、1台のトラックに取り付けられた複数のトレーラーの組み合わせです。ドライバーが2つのトレーラーダブル)または3つのトレーラートリプル)を同時に引くには、個別のCDL承認が必要です。

P:Passenger

バス、タクシー、リムジン、空港シャトルなどのハンドルを握る意図がある場合は、旅客承認テストに合格することが必要です。CDLパッセンジャーテストとCDL一般知識テストという2つの主要なテストに合格する必要があります。心に留めておく必要がある別のテストは、エアブレーキ付きの車両のカテゴリに分類されます。あなたはエアブレーキ承認テストを受けなければなりません。

N : Tank Vehicle

 運転中の車両がクラスAまたはB CDLを必要とし、119ガロン以上の恒久的に取り付けられたカーゴタンクまたは1,000ガロン以上のポータブルタンク。車両が上記の定格タンク内の液体または気体の形で危険物を輸送するために使用される場合、クラスC車両にもタンク承認が必要です。

H : Hazardous Materials

H –危険物:   運転中の車両がプラカードが貼られている危険物を輸送している場合は、「H」の承認が必要です。危険物承認を得るためには、米国市民、法定永住者、または有効な雇用許可文書を持っている必要があります。  

X : Hazardous Materials and Tankers

危険物とタンクの組み合わせ:   運転中の車両が危険物をタンク経由で輸送している場合は、「X」の承認が必要です。危険物承認を得るためには、米国市民、法定永住者、または有効な雇用許可文書を持っている必要があります。

S : School Bus

スクールバス:スクールバスを   運行する前に「S」の承認が必要です。「P」の承認も必要です。  公営旅客の推薦の申請者または所持者は、許容できる運転記録を持っている必要があります。

学科試験を受ける

選択するクラスと必要な学科が決まるといよいよ試験を受けます。

共通試験内容が、The General Knowledge Test

内容は、商業用の車両の運転を安全に運行出来る為に必要な内容

50問中 40問正解すれば合格

クラスB、クラス A を修得するなら、Air Brakes Testを受ける必要があります。

Air Brakesについて問題です。

20問中 15問正解すれば合格

The Combination Vehicles

トラックドライバーを目指すな必要な学科です。

25問中 20問正解すれば合格

その他のテストは受けたことがないので、詳しくは、分かりませんが、

必要に応じてテストを受講してください。

テストの受講費用は、2回まで、(無料

3回目から、8ドル費用がかかります。(受けるテスト内容で、料金が違います。)

ですので、しっかり勉強して何度も受講しないようしましょう。

因みに、私は、4回もダメでした。

しかし、落ちることで、問題が理解できるので合格しやすくなります。

勉強の方法について

勉強の方法ですが、まずDMVでテキストがもらえますので、それを勉強しましょう。

そして、DMVで問題をサイトで紹介してますので、これで練習しましょう。

 

こちらのサイトがお勧めです

ここでは、ほとんどの学科の練習ができます。

まず、このサイトで100%答えられるようにしておきましょう。

動画で勉強したい方は、こちらの動画がお勧めです。

動画はこちら

何度も聞いて、間違えることで、身について行きますので、繰り返し勉強しましょう

 

練習用の免許を取りましょう

学科をうまくパスできると、練習用の免許が発行してもらえます。

以下の様な免許書がもらえます。

発行料金ですが、59ドルかかります。(半年間有効です。)

別用に、免許をとると75ドルかかります。

(州により、値段が違いますので、ご確認ください。)

これで、いよいよ練習できる様になります

練習の仕方ですが、以下の方法があります。

① 車両を借りて、免許のある人に教えてもらう

② ドライビングスクールで、練習する

それぞれ細かく説明していきます。

車両を借りて、免許のある人に教えてもらう

このやり方ですが、お勧めしません。
(理由)
車両を借りる事が大変です。
免許がある人を探すのも大変です。
しかし、最大の問題は、DMVで、試験を受けると
無茶苦茶、難しいです。
私も過去に、このやり方でCDLを取ろうとしました。
DMVで、試験を受けるには、予約が必要で、一度落ちると3週間から4週間予約ができませんでした。
又、試験が落としてやろうと基本的に考えているので、大変です。
落とされても理由を教えてくれないので、改善が容易ではなかったです。
私の場合は、7回落ちました。(しかも6ヶ月もかかりました。)
このブログを見ている皆さんは、私の英語力が足りなかったので、その様に落ちたと
思う人もいるかと思いますが、実は同じアメリカ人の友人も4回落ちました。

ドライビングスクールに行き、練習する

結論は、お金は節約できるかもしれませんが時間がかかる。又精神的に苦痛。
このドライビングスクールで、練習でして免許をとる方がお勧めです。
私がCDL Aクラスをとる時は、前回の反省からドライビングスクールで免許を
取る事にしました。
ここで、ドライビングスクールの利点について紹介します。
① 短期間で、修得可能
先ほど説明した様に、独自で練習した場合、6ヵ月以上も期間がかかりる可能性がありますし、精神的な苦痛もあります。
しかし、学校であれば2週間〜4週間という短い間で修得も可能です。
② DMVで、試験を受けなくて良い
これは、通常、DMVで試験を受けるのでうが、試験が厳しいです。しかし、学校で試験を受けるので、かなり精神的にも楽で、ほとんどのケースが合格できます。
(これは、かなりのメリットだと思います。)

ドライビングスクールのデメリットについて

これは、やはり授業料が高い事ですね
相場は、4600ドル〜4900ドルぐらいですね。
しかしながら、会社で働く様になれば、このお金を会社が分割でお金を払ってくれますので、先行投資だと思って勉強してみましょう。

ドライビングスクールの選択について

ドライビングスクールの選択について説明していきます。
まず、どのくらいの期間で修得できるか確認しましょう。
中には、室内でのクラスがあります。
(ログ、安全運転のテクニックを学びます。)
必要ない方は、運転の練習だけがある学校を選択しましょう。
お勧めの学校
私がラスベガスにいるので、ラスベガス近郊の学校になります。

 

RTDS(RTDS TRUCKING SCHOOL)

最短、1週間から修得できますが、トラックの運転が初めての方は、2週間コース

がお勧めです。

(学習内容)

基本的な運転・操作

① ストレイト・バック

トラックを前後に、動かすテクニック

(基本的な操作:意外と難しい)

② バック

基本的に、バックする時のテクニック

 

(練習風景)

③ Pre Inspection (車両点検)

実は、これは、CDLのドライバーが必ず修得しないといけない科目となってます。

実務でも必ず行う業務ですので、しっかりと理解しましょう。

Pre Inspection の内容はこちら  (動画)

何度も動画見て覚えれば、できる様になります。

 

以上が、ドライビングスクールで学ぶ内容です。

 

 

 

 

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