今更聞けないアメリカの選挙制度の仕組みを検証します。

1アメリカの大統領選挙の仕組みについて?

日本にも大きな影響があり、連日報道されていますが、他国の事でもあり、実際どういう仕組みで選挙が運営されるのか、あまり知られていないかも知れません。

私自身、アメリカ国籍になり選挙権はあるのですが、一度も選挙に投票してませんでした。

(あまり興味がありませんでした。・・・・・・)

しかし、今回は、かなり注目せざるえない選挙となっています。

トランプ か バイデン か? という世界が注目しているなかで、アメリカ史上初めてと言える不正にまみれた選挙となっているからです。

ここで、今更ですが、選挙制度について調べてみると。。

米国は「直接民主制」と習ったので、有権者の得票数がそのまま勝者を選ぶ「直接選挙」かと思いきや、違うんですね。

正確には、有権者は「選挙人」を選ぶ事になります。
選挙の勝者は、この「選挙人」の過半数の票を得た候補者となります。

この辺りが、日本では分かりずらいところですね。(私も未だに良く分からない制度です。)

「選挙人」の数は、州ごとで異なり、その州の上院と下院の議員数に等しい人数となり、合計538人だそうです。

制度としては、有権者は、「この大統領・副大統領に投票しますよ」という代議員団に投票するという事になり、その結果を受けて、ほとんどの州では「勝者総取り方式」を採用しているとの事。

この「勝者総取り方式」というのが、これまた、説明が必要で、例えば選挙人が6名のネバダ州であれば、A候補に投票する代議員団が4名、B候補に投票する代議員団が2名という結果だった場合、多かったA候補が6名分の選挙人の票を獲得するという事だそうです。

これは、合衆国たる所以で、各州が一人の候補を選ぶという発想から来ている様です。

一般有権者が投票をする「一般投票」は、4年毎の11月2日~8日のうち火曜日(11月の第1月曜日の翌日)に行われ、「選挙人投票」は、12月13日 – 19日うち月曜日(12月の第2水曜日の次の月曜日)に行われるそうです。

この「選挙人投票」において、全選挙人過半数票(270票)を獲得した人が、次期大統領となります。
仮に、過半数票を獲得できなかった場合は、大統領大統領候補高得票者3名以下の中から下院が、副大統領は副大統領候補高得票者2名から上院が選出する仕組みです。

2なぜ、この様な選挙の仕組みなのか?

多くの日本人からする不思議な選挙制度だと感じてしまうと思います。

実は、これはアメリカの歴史を見ていくと理解できます。

アメリカの誕生の歴史の始まりは、1776年の独立宣言から始まります。当時イギリスによる植民地にすぎないこの貧しい国が、民主主義を中心とした新しい国を建国しようとクーデターが起きたのが始まりです。

その時、東海岸を中心とした13の州がイギリスから独立しました。

その後、東から西へとアメリカ人が移動します。(アメリカの開拓時代)

元々、一つ一つの州が独立していたものが、アメリカの参加した感じで、大国になりました。

ですので、基本的には、各州で、代表者を一人選ぶという考えがあります。

ですので、各自の州で投票数で勝利した場合は、その州の投票権を総取りという日本には無い仕組みになるのです。

3選挙人の人口に応じて割り当てについて

有権者は各党の正副大統領候補に投票しますが、各州に割り当てられた「選挙人」を選び、選挙人が大統領を選ぶ「間接選挙」の体裁を取ります。全米50州と首都ワシントンの各州・地域ごとに人口に応じて選挙人が割り振られています。

各州・地域ごとに人口に応じて選挙人が割り振られています。
つまり、人口が多いと選挙人も多く割り当てられているということですね。

4選挙の勝敗についての仕組み

選挙人は、全部で538人になります。そのうち270名(過半数)を超える人数を獲得すれば勝利が確定します。

同数の場合は?

両候補の獲得選挙人数が269人で同数となったり、第3党の候補が一定数を獲得したりしていずれの候補も過半数を得られなかったりした場合、大統領は下院、副大統領は上院が投票で選びます。

では、今回は民主党の候補者バイデンが270人以上の選挙人を獲得したので勝利とメデイアが流しているのもこの数字が根拠になっています。

しかしながら、未だに大統領が確定していません。・・・・・・

何故でしょうか?

今回は郵便での投票が認められていたのですが、この郵便での投票に大きな不正問題が起きてしまいました。

少なくと既になくなっている人の票やその州にいない人までの票が含まれたり、市民権の無い人にまで、この投票用紙が

郵送されたことにより、公正な選挙では無くなりました。

この問題の投票用紙ですが、この様な用紙でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この用紙には、名前や住所を記載する枠がありませんでした。

これでは、誰が投票したか分からないですね。(かなりいいかげんですね。)

通常の投票であれば、本人確認できる写真付きのIDを提示しないと投票できないので、不正がしにくいですが、この郵便投票では、不正はしたい放題だよね。

さらに、トランプを選択した投票用紙のみ4000枚がゴミ箱から発見されたりと・・・・・・・・

(もう、無茶苦茶ですね。もしかしたら、私の投票用紙もゴミ箱かも・・・・・・・・。)

アメリカの選挙の仕組み まとめ

今後の展開ですが、トランプ大統領も、最高裁判所まで、裁判を継続するそうなので、来月の1月まで、どうなるか

分からないのが正直なところです。

意外とアメリカはITなので進んでいる様ですが、選挙は、穴だらけですね。

個人的な意見ですが、アメリカは日本と違いは、共和党と民衆党しかありません。

日本だと、自民党、民衆党、公明党、共産党・・・・・etcと数多くありますが、その様な意味ではシンプルですね。

しかし、今回の選挙は泥沼状況ですので、わかり次第、また記事を書きたいと思います。

 

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